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ひきこもり女の音楽レビューブログ

【舞祭組】アルバム「舞祭組の、わっ!」レビュー

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2017年12月13日、舞祭組デビュー4周年を迎えたこの日、舞祭組の1stアルバム「舞祭組の、わっ!」がリリースされた。キスマイのコンサートでアルバム制作が発表されてから足掛け2年。「やっと」発売された舞祭組のファーストアルバムは、予想の遥か斜め上をいくとんでもない作品に仕上がった。もう一度言う、このアルバムは「とんでもない作品」である。

 

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アルバム発売の経緯

そもそもなぜアルバムの制作決定から発売に至るまで2年もかかったのか。舞祭組プロデューサーである中居正広がSMAP解散騒動の渦中で「それどころではない」状況だったことは、4thSG「道しるべ」初回限定盤Bのドキュメントの中でメンバーやスタッフが暗に示している。

ただ、その2年間、舞祭組メンバーたちはアルバム発売や「舞祭組」そのものを諦めていなかった。「自分たちで曲を出したい」と直訴し、10日間の合宿を経て生まれた「道しるべ」。ストレートに感謝の気持ちを綴った歌詞と、切なさやスケール感のあるサウンドが、舞祭組・キスマイファンのみならずSMAPファンや他のジャニーズグループのファンの心をつかみ、舞祭組シングル初の週間1位を獲得した。「道しるべ」の成功がアルバム制作のエンジンを加速させたのは言うまでもないだろう。

 

総評

「舞祭組の、わっ!」、それは「2017年の日本の芸能界でできるコミックソング・アルバムの最高傑作である」と声を大にして言いたい。

かっこいい曲・かわいい曲・歌や演奏が上手い曲はいくらでもある。だけど、この音楽ビジネスが混沌としている2017年に、いい意味でおかしな曲やふざけた曲を作って、それをアルバムとして発売したという事に新鮮さを感じ、意表を突かれた。

キスマイで出来ないことっていうのはあると思うんですよ。キスマイでやってることを舞祭組でやってもしょうがないですし。もっと言うなら、ジャニーズでやってるようなことを、舞祭組でやってもしょうがないし。(2015/10/10 OA「中居正広のSome girl' SMAP」)

アイドルソングの枠をぶち破り、突き抜けた曲の数々の根底には「キスマイでもジャニーズでもできない、舞祭組だけができること」というイズムがある。中居Pの意志を汲み取ったメンバーやスタッフ、楽曲制作陣も全員が、真剣に全力でふざけ倒しているのが潔くて清々しくて好きだ。

 

今回のアルバムのプロジェクトとして、中居Pから「マッチョになれ」という指令が下され、RIZAPに通い、富士山に登った舞祭組の4人。それを絡めた楽曲をはじめ、4年間の舞祭組としての活動の集大成を「その切り口で!?」っていう角度で切り取った曲の数々にそれこそタイトル通り「わっ!」と驚き、笑わされる。

舞祭組、君たちは空前絶後の異端児だし、日本揺るがす革命児だよ…マジで…。

 

舞祭組初のアルバム発売ということで、ソロ曲にも期待していたファンも少なくないだろう。それに関して、中居Pはラジオでこんな話をしていた。

ソロを歌うことだけが、ソロじゃないっていうことをちょっと分かって欲しいんだけども。

例えば、「こういう曲、バラードがありました。」って。これ4人の曲なんだけども。例えば1番全部1人で歌うとか。2番から1人ずつ参加する子とか。それでも充分、ソロ扱いになると俺は思うんだけども。

やっぱり、舞祭組の場合はずっと俺は4人で出て欲しいな。ステージ上に。(2015/10/10 OA「中居正広のSome girl' SMAP」)

ソロを歌うだけが、ソロじゃない―。この言葉の通り、ソロ曲ではなくメイン曲として一人のメンバーを中心に4人で歌う、という手法が取られている曲がそれぞれ収録されている。まさに息つく暇もないほど怒涛のラインナップでお送りするアルバム「舞祭組の、わっ!」。ここからは全収録曲をレビューしていく。

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舞祭組の、わっ!

春夏秋冬、漢歌

作詞・作曲:PA-NON / 松本タカヒロ / ha-j、編曲:松本タカヒロ / ha-j

制作陣の3人はこの布陣でジャニーズWEST「考えるな、燃えろ!!」も手がけている。PA-NON氏はNEWS・テゴマス他2PMや女性アイドルへ、松本タカヒロ氏は國府田マリ子・宍戸留美などへ楽曲提供している。ha-j氏はキスマイのみならず多くのジャニーズ楽曲を手掛けているジャニーズ御用達の作家である。

イントロの和太鼓のリズムで一世風靡セピアが、野太いボーカル&コーラスで野猿が頭によぎったアラサー世代以上の皆さ~~ん!????仲間ですね…

和太鼓・拍子木・琴などの和楽器と、歌うように鳴るギター&スラップの効いたベースが曲に厚みを持たせていてカッコいい。春・夏・秋・冬で雰囲気を変えているのも凝った作りをしているし、掛け声もふんだんに入っていて手間がかかっているのを思わせる。

何より本人たちのボーカルをかき消さんとばかりの野太い加工のコーラスが新鮮かつ意外性の塊だ。ドンガラガッシャン!ドンガラガッシャン!があまりにもキャッチーすぎる

 

棚からぼたもち

作詞・作曲・編曲:なかいさん / 宮下兄弟

1stシングル(2013年発売)。

クセの強い曲が勢揃いしている中での「棚からぼたもち」、不思議と正統派に聴こえてくるからこのアルバムは罪深いな…w そうでなくても「棚からぼたもち」は舞祭組の名刺代わりの曲として、本当によく出来た曲だなと聴く度に感銘を受ける。

4人それぞれに見せ場がありつつ、合いの手で藤ヶ谷・北山・玉森を彷彿とさせる巧さ。悲壮感がある歌詞なのに吹っ切った明るさが曲から出ていて可哀想にならない絶妙さ。ここまで感情がむき出しになっている歌唱はキスマイの曲では聴けないだろう。

印象深いのは、2013-2014のジャニーズカウントダウンだろう。東京ドームに一堂に会したあらゆるグループのジャニオタが「ガヤガヤガヤガヤ」「キタキタキタキタ」「ガヤ、キタ、タマタマタマタマ」で一つになったあの瞬間をテレビで見ながら胸が熱くなったのを忘れられない。そもそも2013-2014のカウコンは全体的にもかなり良かったんだよなあ。景気がいい感じがして。

 

ぶっさっさー

作詞:Funk Uchino / さいとう涼 / Carlos Okabe、作曲:Funk Uchino / さいとう涼 / H.Shing / Carlos Okabe、編曲:H.Shing / Carlos Okabe

Funk Uchino 氏は嵐「夜の影」「Reach for the sky」、Carlos Okabe氏はKis-My-Ft2「Brand New World」玉森裕太「Only One…」等の楽曲提供がある。

「春夏秋冬、漢歌」と同じくこちらも和を感じさせるサウンドだが、シンセサウンドや四つ打ちのリズムがタイトルとは裏腹に取っ付きやすいお祭りソングである。【イントロ→サビ→Aメロ→Bメロ→Cメロ→Dメロ→サビ→Dメロ→サビ】の構成を2分17秒に詰め込んでいて、曲の短さを感じさせないのがすごい。

Cメロの、ガッテンだ!(承知の助さ!)の横尾→千賀の歌割りが天才じゃない?侠気のある横尾と人情に熱い千賀って感じがして何度もリピートしてしまう。なんのこっちゃな人は今すぐ1分5秒から再生して。今すぐだよ!!!

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てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ ~だれのケツ~

作詞・作曲・編曲:なかいさん / 宮下工務店

2ndシングル(2014年発売)。

舞祭組主演ドラマ「平成舞祭組男」オープニングテーマ

キスマイの前3人と舞祭組の4人や、偉い人とおバカな人も、みんなお尻は2つに割れてるから一緒だよ、そこそこでも幸せだよ。っていう下品に見せかけてとにかく明るいハッピーソング。「棚からぼたもち」の自虐的な歌詞から自尊心を取り戻した、とでも言っておこうか。

「オレ」「オレら(舞祭組にいるときの4人)」「僕ら(キスマイにいる時の4人)」「3人(藤北玉)」「アイツ」「兄貴」「ガヤ」「キタ」「タマ」と出て来る人称が多いのも特徴。だからといってそこにあまり深い意味はないのだけども。それよりも舞祭組に「兄貴が怖くて オレら以上に良くしゃべる」と歌わせる中居正広かわいいな…。

 

友達申請

作詞・作曲:浦島健太、編曲:山本匠

二階堂メインのEテレソング。

人見知りが友達になっていくことをポップでキュートな曲調に乗せて歌う様は、まるでお○○さんといっしょの体操のコーナーである。歌い方も幼児と体操のお兄さんそのもので、特にAメロの宮田・千賀の人見知りで不安がっているような歌声がとてもEテレ感があって良い。

幼児がいるご家庭は、この曲を聴かせるかMVを見せるかして本当に幼児にウケるのかどうか試してみるといいんじゃないかな…w

 

like a Mt.Fuji ~勝利のドラゴン~

作詞:KOMU、作曲:KOMU / YU、編曲:YU

キスマイ楽曲を多数手がけるKOMU氏とavex系アーティストへの提供が多いYU氏によるダークなHIP HOP。富士山登頂を果たして下山した舞祭組がこの強いトラックに乗せて夢と野望をラップと歌で表現するのだが、この曲のMVが銭湯で泡の妖精なのホント頭おかしくて好きだ。

確かにキスマイでここまで振り切ったHIP HOPってない気がする。パッと思いついたのは「Black & White」だけどあれもまだメロディアスだからなあ。

この曲の聴きどころは何と言っても迫力あるラップパートだろう。キスマイ楽曲でもラップを担当することが多い二階堂の本領が発揮されている。Bad boyのラベリング通りちょっとワルそうなハスキーボイスが繰り出すラップが、この曲全体を引っ張りあげている。

で、ちょっと驚いたのは宮田のラップが予想以上にこの曲に合っているということだ。いつもより低め・強めにドスを効かせた声でのラップが曲のダークな雰囲気にピッタリなのである。曲の世界観によって変幻自在なプレーンな声質は、間違いなく彼の武器であることを思い知らされた。

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トロになりたい

作詞・作曲・編曲:山下和彰

横尾メインの演歌調の楽曲。

キスマイ「感じるままに輝いて」「モテたいぜトゥナイト」等を手掛けた山下和彰氏が提供している。ポップ路線から演歌まで依頼されたら作る作家ってスゴイね…。

北山・宮田・横尾によるユニット曲「スナックSHOW和」で横尾が歌う演歌風の「涙酒」がどハマリしていたことに加えて、日本で8人しかいない「マグロ解体師1級」の資格を取ったことがあってこそ生まれた「トロになりたい」。2年前のアルバム構想段階では演歌路線は仮にあっても、マグロ解体師までは想定してなかっただろう。それを思えば、2年の間待った甲斐があるというものだ。

自分たちをマグロの赤身に例え、赤身は大トロにはなれないけどせめてトロになりたい…という歌詞が舞祭組の立ち位置と重なってなんとも哀愁がある一曲である。

 

俺とヒーロー

作詞:ケリー、作曲:福岡良太、編曲:井上慎二郎

千賀メインのバラードソング。

ピアノとストリングスのみのオケでしっとりと歌い上げるのは、桃太郎の犬目線の歌詞。桃太郎目線じゃないのが一筋縄ではいかない舞祭組クオリティである。

そんな変わった趣向の世界観とはいえ、やはり刺さる歌詞をちゃんと入れてくるケリー氏。

「家族みたいだって思える仲間はきっと なかなか出会えないから」

「何年経っても みんなでいられるよね?」

10代で出会ってたまたまグループを組んで、長いJr.時代を経てデビューして、でも何度も壁にぶつかってその度にみんなで乗り越えて。グループが永遠に続くわけではないというのも近くで目の当たりにしていて。だからこそ、運命共同体の仲間でずっとやっていこうねってお互いに確認するように歌われると涙腺が弱くなってしまう。まさか舞祭組のアルバムで目を潤ませることになろうとはな…。悔し嬉しい。

呑気にきび団子で月見をする猿とキジとあいつ(桃太郎)に、のど詰まらせるなよって気遣う優しい犬。でも肉が食いたい犬。MVではなぜか社交ダンスしてる桃太郎御一行様。そりゃavex公式も「意味不明」って言っちゃうよね。こんなにハートウォーミングな曲でその発想出るか!???やっぱり舞祭組ってぶっ飛びコンテンツだわw

 

恋愛心経

作詞・作曲・編曲:浅利進吾

出ました、今作一番の迷曲「恋愛心経」。お経から始まり、ひたすら47都道府県の方言で「好き」を坊主ラップして、お経で〆る。意味がわからん。しかし意味がわからないことを真面目にやることでシュールな面白さが生まれてるからホント困惑する(褒めてる)。

九州の民としてはやはり九州パートを推したいな…。宮田の北海道パートもほのぼのして良いし、大阪・兵庫・奈良からの京都っていう流れもグフッって笑いたくなる。

各地の方言で「好き」って言うのをコンセプトにしてるのがド直球でアイドルなのに、それが坊主でお経ってのがなあ…もうホント…バカじゃないの(褒めてる)(2回目)。

アルバムの中間地点にこの曲(曲なのか?)が入ることでInterludeの役割を果たしているとも言える。「恋愛心経」を境に、終盤へ向け流れが変わるからだ。迷曲がこの位置以外に考えられないくらいにはベストポジションに鎮座してるの、やっぱり意味不明かつ頭おかしい(褒めてる)(3回目)。

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ちんとんしゃん

作詞:長谷川澪奈 / 原田雄一、作曲・編曲:原田雄一 / KoTa

宮田メインの電波ソング。

音ゲーやご当地アイドル、戦隊モノなどに楽曲提供をしている作家陣による本格的な電波ソング。コンセプトが秋葉原発の地下アイドルというのも納得のクオリティである。安っぽくて未だ売れない感じが絶妙に出ていてクセになる。

アップテンポでベースラインが上へ下へ動きが大きい感じだったり、間奏の激しいギターソロだったりと、電波ソングの様式がこれでもかと詰まっている。聴けば聴くほど「ちんとんしゃん」というフレーズが頭から離れず、脳みそへの中毒性がヤバい。

MVでは揃いのピンクのトレーナーに短パンという出で立ちでローラースケートで踊りながらリボンを振り回すのだが、地下アイドルと言うよりはスケートボーイズを彷彿とさせてしんどい。(しらないこはぐーぐるでけんさくしてみよう!)

やっちゃった!!

作詞・作曲・編曲:なかいさん / 宮下工務店

3rdシングル(2015年発売)。

興和「キャベシリーズ」CMソング

ブラスセクションとバンドサウンドの勢いが気持ちいい底抜けに明るい開き直りソング。自虐の「棚ぼた」→自尊心の「てぃーてれ」→開き直りの「やっちゃった!!」と着実に健全になってるのじわじわくる。

シングルだけで並べてみると、4人とも歌がうまくなってるのに気づかされる。Aメロの千賀・Bメロの二階堂は、ただ音に合わせるだけでなく「偉そうに」とか「ふざけるな」という感情を歌で表現できているし、サビの宮田は前2作に比べても安定感が出ている。Cメロの横尾は場数と経験を積んで確実に歌が上手くなっている。特に、「最終電車がほら」の部分は、彼のファニーな声とサ行を強く発音するディレクションが上手くいっていて横尾渉ソロパート大賞があったらかなり上位に入ると思う。

「やっちゃった!!」の最大の特徴は、わざと音を外す落ちサビと「師匠」というワードである。これは中居正広MCの「UTAGE!」でレギュラー出演していた舞祭組が、「ハモタイム」で一向にハモリができなかったり、横尾のあまりの歌ヘタぶりにあだ名が「師匠」になったりしたことをイジったものだ。個人的には「UTAGE!」のハモリが出来ない・歌ヘタのイジりはあまり好きではないので複雑な気持ちだったが、最近はイジれないくらいに各々スキルアップしてて頼もしく感じるばかりだ。

 

ブサイク魂

作詞・作曲:成本智美、編曲:生田真心

宮野真守やSS501の楽曲を手がける成本智美氏が作詞・作曲を、Kis-My-Ft2「SEVEN WISHIES」、Hey!Say!JUMP「Come On A My House」、その他Sexy Zone・A.B.C-Zなどジャニーズの楽曲に多く参加している生田真心氏が編曲を担当している。

マーチ風の応援歌である「ブサイク魂」。ベース以外はブラスバンドによる編成になっている。avexのエレクトリックなサウンドに慣らされた身としては新鮮かつどこか懐かしいような気持ちにもなった。

冒頭や曲間にセリフが挟まれているのがとてもアイドル的なのだが、冒頭の宮田はイケボだし、曲間の千賀は芝居がかった言い方が「ブサイク魂」という曲のドラマチックさに拍車をかけていて好きだ。

いつもならCメロや落ちサビは横尾が歌う事が多い舞祭組だが、今回は宮田がサビ後のCメロを担当している。これが非常に良い。シンプルなメロディをストレートに歌うのは歌が上手すぎる人がやると過剰に聴こえてしまうこともあるが、宮田のソフトで力強い歌声は聴く人の背中をそっと押してくれるような優しさがある。

この時代にそこまでやるか?!っていうくらいアイドルの固定観念を何度もぶち破ってきた舞祭組。決して器用とは言えないけど、吹っ切れた潔さやど根性な生き様をありありと見せてくるからこそ、こういった応援歌を実感を持って歌えるのだろう。

 

BODY&SOUL ~全身全霊~

作詞・作曲:MUTEKI DEAD SNAKE、編曲:鈴木雅也

詞・曲はジャニーズWEST「エエやんけェ!」、アンジュルム「ドンデンガエシ」等のMUTEKI DEAD SNAKE氏、編曲はKis-My-Ft2「Thank youじゃん!」「HOT×2!」「Baby Love」他ジャニーズ楽曲も多く手がける鈴木雅也氏。

RIZAPでトレーニングをしてきた彼らのアンセム的楽曲。明らかにRIZAPを意識したような喉ベースちっくなサウンドや「We can commit!」という歌詞。RIZAPの顧客って中年層の割合が多いから、若年層の開拓という意味でも舞祭組がRIZAPのCMに出たらいいんじゃないかな????(言うだけタダ)

キスマイのスタイリッシュだったり火力強めのかっこよさだったりとはまた違い、己の身一つで立ち向かう健全なフィジカルとメンタルを見せつけてくるBODY&SOUL。明日から本気出すとか言ってないで今日から本気出そう~~とか言いながら部屋でゴロゴロしちゃうだらしない自分をI can changeしような…

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道しるべ

作詞・作曲:舞祭組、編曲:久保田真悟(Jazzin'park) / 栗原暁(Jazzin'park)

4thシングル(2017年発売)。

本編ラストは、舞祭組が10日間の合宿を経てセルフプロデュースしたバラード。冒頭でも述べたが、「道しるべ」の成功があったからこそ今回のアルバムに繋がったのではないだろうか。舞祭組自身初の週間1位、そして奇しくもオリコン史上1500曲目の1位獲得作になったのもドラマチックが過ぎる。

アルバムに収録されている「道しるべ」はシングルよりも19秒長い。曲終わりのブランクが長く取られているためだ。これはアルバム本編が終わるという余韻に浸らせるのと、この後に続くbonus trackとの線引きの効果がある。こういう細かいところにもこだわりを感じさせてニクいなあ。

曲についてはこちらに書いてます↓

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<bonus track>

「舞祭組の、わっ!」にはボーナストラックとして2曲収録されている。初回限定盤に映像コンテンツ、通常盤にボーナストラックというのが通例であるが、初回限定盤A・B・通常盤全てに同じボーナストラックが入っている。それってボーナストラックと言えるのか?という疑問が浮かぶわけだが、曲を聴いて納得した。このボーナストラックは「舞祭組」としての曲というよりも「Kis-My-Ft2の4人」としての曲なのである。

じゃあとにかくキスマイではないものを作ろう、って。それがもう条件かもしんないな。でもキスマイみたいな曲もやっぱり無いといけないと思う。キスマイみたいな曲を4人で歌ってる、っていうのも俺は見てみたいなあとか。(2015/10/10 OA「中居正広のSome girl' SMAP」)

2015年のアルバム製作開始段階ですでにこの構想があったとすると、2年越しで発売にこぎつけることが出来たというのは本当に感慨深いものがある。

 

最幸LOVE!

作詞・作曲・編曲:草野将史

J-POPど真ん中のハッピーチューン。試聴の段階ではあまりピンときていなかったが、フルで通して聴いて驚いたのが、「ハモリも出来ない」とおどけて歌っていた舞祭組が全編通して心地良いハーモニーを響かせているところである。しかもメインとハモリがコロコロ入れ替わる。これはなかなか聴きごたえがある。

大体の所、宮田・二階堂/横尾・千賀でメインと上ハモ・下ハモ・オクターブ下ハモを回してる感じだけど、後半は入れ替わってるっぽいし耳があと2つ欲しいな。歌割り解析班…頼む…(力尽きた)

 

Fire&Lightning

作詞:Jeff Miyahara、作曲:Jeff Miyahara / Erik Lidbom、編曲:Erik Lidbom、

こーらす:なかいさん

SMAP「Battery」「シャレオツ」、Kis-My-Ft2「Summer Breeze」等のJeff Miyahara氏、Kis-My-Ft2「VersuS」「WANTED」等のErik Lidbom氏による提供作。そしてコーラスにはなかいさん。この曲のみボーカルディレクションにわざわざVictorのスタッフを起用するほどの気合いの入れようである。

 

キスマイ本体でこの曲をやっても好きになるしかない疾走感のあるトラックと、エフェクトの掛かったパワフルでクールなボーカルが、もうそれはそれはめちゃくちゃにカッコいい。しかも全編英語詞。レコーディングには先生を付けて発音を指導してもらったという徹底ぶり。その甲斐あってクールなトラックに負けないボーカルワークになっている。

この曲を舞祭組がやるってのがホントに革命的だし、コミカルさを封印してカッコいいに徹していて、この1曲だけで2,319円の元が取れたようなもんである。この曲のためだけにアルバム買う価値があるとすら言えるくらい、とてもカッコよくてイケてるんだよ…。誰のパート切り取っても非の打ち所がないのだが、やっぱり二階堂ラップが壁に頭打ち付けたくなるくらい最高。彼のハスキーな声はパワーで押すラップによく合う。二階堂高嗣のパワー系ラップの路線は、贔屓目無しでジャニーズ随一だと思う。もっと世間に見つかってくれタカシ~~!!

「Fire&Lightning」というタイトル通り火柱バンバンあげたり、レーザーの照明をこれでもかってほど使った演出で見てみたい。そのためにはホールクラスじゃ不可能なのでド、ド、ドームでやろう…??はあ~~それにしても何回リピートしてもめちゃくちゃカッコいい曲だ…。

 

おわりに

舞祭組の一番の武器は、何と言ってもその振り幅にある。カッコいいも、かわいいも、おふざけも、メーターが振り切れるほど全力でやってのける。その度を超えた一生懸命さに心を打たれ、肩を入れて応援したくなる。

「舞祭組の、わっ!」は、そんな彼らの本気が濃縮還元されたひと癖もふた癖もある濃いアルバムに仕上がった。「わっ!」と笑ったり驚いたり困惑したりなかなかに楽しいので、是非手にとっていただければと思う。さらに言うと、初回限定盤AのMV&メイキング、初回限定盤Bの100日ドキュメントを押さえた上で聴くと楽曲の聴こえ方がより一層深いものになること間違いないので、全形態そろえてじっくり舞祭組を楽しんでみてはいかがだろうか。

何が言いたいかというと、みんな「舞祭組の、わっ!」買ってくれ~~!!もっと舞祭組売れてくれ~~~!!ってことです。ありがとうございました。

 

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